大阪市役所前暮らす2匹の黒猫がいる。オフィース街の一角で悠々自信を過ごす姿に魅力を感じ、えさや雨傘などの差し込みが相次ぐ。ツイッターで話題になり、ついはグッズの販売も。「アイドル」は人びとをひきつけてやまない。
共通の呼び名はないようだ。「黒猫せんぱい」と呼ぶ人もいれば、「ルナ様」と呼ぶ人もいる。
いつかすみ着いているかはわからない。7年前のツイートに「大阪市役所の近くにいる野良の黒猫、通称「黒」は実は二匹いることが今日判明」とあるが、同じ猫は不明だ。
10年前から通60代の主婦によると、以前から近い辺には黒猫を含めて複数の猫がいたが、同じ黒猫はわからない。いまの2匹は、「悠々自慢な姿がかわいい。慣れると甘えてくるツンデレな性格も好み」。
市役所の隣の大阪府立中之島図書館には、2匹にちなんで、黒猫をあしらったマグカップやキーホルダーなど40種のグズが並ぶ。売るするアースウェル(大阪府羽釣野市)によって、みんなに愛される様子から、同社が図書館の指定管理者となった2016年4月から販売を始めた。